Andreu Veà, WiWiW.org / Via en.wikipedia.org
電子メールを1971年に開発したとされているレイ・トムリンソンさんが5日、74歳で死去した。AP通信が伝えた。
トムリンソンさんは、マサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業後、1960年代後半にBolt Beranek and Newman(現BBNテクノロジーズ)にプログラマーとして入社。1971年、同機種のコンピューターを使っている人たちが、メッセージを送る既存システムを改良しようと試みた。
トムリンソンさんの職場のコンピューターは、国防総省によって開発されたARPANETというネットワークに繋がっていた。インターネットの起源といわれる。
これを基にしてトムリンソンさんは、コンピューターのメッセージング・プログラムと、実験的なファイル交換プログラムを組み合わせてみようと考えた。
最初の電子メールは、ARPANETにつながっている、隣に並んだ2つのコンピューターの間で交わされた。文面は、ランダムな文字列だったので、トムリンソンさん自身も何が書いてあったかは忘れたようだ。
トムリンソンさんは、ローカルのメールとネットワーク経由のメールを区別するために、ユーザーのログインを@で区切り、それからホストの名前をつなげる形を作った。現在まで使われている方法だ。
GmailもTwitterで「レイ・トムリンソンさん、電子メールを発明し、「@」を有名にしてくれてありがとう」と、哀悼の意を表明した。
@サインを選んだ理由についてトムリンソンさんは「筋が通っていたからだ」と自身のブログに書いている。
トムリンソンさんは、最後までBBNテクノロジーズで働き続けたという。
SOURCE: BuzzFeed
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